雑多になってきたな……

今期アニメ私感(2014.4-2) 

2014年、第四四半(10~12月)期分

2014.12.29 追加
金曜深夜
失われた未来を求めて 私的評価:C
土曜深夜
結城友奈は勇者である 私的評価:D

レビュー(感想)はネタバレ大爆発のため、別記。

相方作成バナー(あかポルティ)

- 感想文のようなもの -

失われた未来を求めて 全12話 私的評価:C
【時間逆転】【原作:ゲーム】【学園】【理論】【恋愛】
交通事故で昏睡状態(脳死のようなものか)に陥った幼馴染のヒロインを
蘇生させるため脳分野からの治療を試みるが果たせず、その別の過程で
生み出された人造人間的な少女を過去へと送り込み交通事故そのものを
事前に防ごうとするのが物語の根幹だろうか。舞台は高校の天文学部。

いわゆる時間逆行の原理みたいなものを理解するのは苦しく感じたので、
これらの要素は単にヒロインを救うための手段と個人的には割り切った。

初回、学園祭の準備に追われる中で幼馴染が事故に遭い、そのラストに
時間逆行が起こる忙しない展開。そこからしばらくは未来からやってきた
少女が天文学部に入り事故を防ぐべく動く中、学園もののタッチで進めて
いくのだが、幼馴染の交通事故というクリティカルパスのような出来事が
控えている以上、学園ものとして見る余裕はあまりなかった。

そして一言で「事故を回避する」とはいっても単に直前の行動を制限する
だけでは首尾良く運ばず、最終的には「幼馴染からの告白を蹴る」ことで
彼女の下校時刻がずれて事故バスと遭遇する恐れがなくなり、未来から
来た少女がある意味身代わりになる形で事故に遭う……と思われたが、
この時点で「幼馴染の交通事故回避」は達成され消えてしまうのである。
ここは辻褄合わせとしては理解できない点ではなかったが、いくつかの
分岐を潰していって正解を探す選択式ゲーム的なものを感じてしまった。

もっともこの点は原作がゲームである以上仕方がないのかもしれないが、
学園ものとして楽しみ切れないシナリオにいわゆる「やり直し」が加わると
見ていてダレてきてしまう。登場人物たちにもっとこちらを引っ張る魅力が
あれば違ったとは思うが、個人的には絵柄の可愛らしさを除くと主人公も
幼馴染も、そして天文学部員たちにも惹かれる要素が薄い。どのキャラも
学園もののゲーム的なテンプレじみたものからはずれていない気がして、
動きも良い意味でぶっ飛んでいない。すべてが予定調和の動きに見える。

事故の前に幼馴染が言い残していった「じゃ、また後で」というセリフが
いつの間にか「また明日、会えるよね?」に替わっており、このセリフが
全体でのキーポイントとなっている。当たり前と思っていた日常の光景が
些細なすれ違いから突如消えてしまい、失くしたものを取り戻そうとして
普通で考えられない行動に出る……そういった登場人物たちの動きや
考え方は納得のいくものだった。傍観者的な視点では荒唐無稽としか
言えないものでも、僅かな可能性があるならば賭けたくなるのもわかる。
ラストシーンはすんなり受け入れられたが、残るものは少なかったのは
登場人物たちの思いは呑み込めても、深い共感はしなかったからだろう。


結城友奈は勇者である 全12話 私的評価:D
【変身少女】【異世界的】【戦闘】
今期最大の問題作。中学校が舞台で主人公は普通の少女のようだが、
親友っぽい娘は車椅子、勇者部という一見意味不明な部活としばらくは
画面に映し出される状況の整理に追われていたが、いきなり戦闘となり
バーテックス(正しい表記は不明)という敵が現れフィールドが変化した
瞬間、ワタシは「魔法少女まどか☆マギカ」が脳裏に浮かんでしまった。
妙な色彩のバトルフィールドやバーテックスのデザインが似ていたのだ。
この後勇者部の少女たちに降りかかる苦難・困難を見ていて、どうしても
「魔法少女~」と対比してみたりと、影響を感じずにはいられなかった。

満開といういわゆるブースト(能力全開)状態になると、戦闘力が大幅に
上昇する引き換えに不具になる、得られるものに対する代償という点も
「魔法少女~」が浮かんでくるし、その代償に対して苦悩する勇者部の
面々の姿もやはり「魔法少女~」と被る。もちろん細部で違いはあるが、
勇者である少女たちに影を落とす問題点の数々が酷似していたと思う。

おそらく「魔法少女まどか☆マギカ」を知らなかった・見ていなかったなら、
すんなりとは運ばない暗めな出来事の数々に衝撃を受けたかもしれない。
ただワタシ自身は「魔法少女~」でそこそこ耐性らしきものがついており、
中盤から終盤への流れでもう「どう着陸させるか」に関心が行っていた。
主人公は典型的な前向きキャラで思考パターンは想像がついていたし、
勇者の一人が「歌手を夢見ながらも声を失う」といった展開に対しては
もう悪い意味でのあざとさまで感じていた。いかにも辛そうに煽ってくる
演出がくどく感じた九話のエンディングは、正直白けてしまったほど。

最終的に不具からは解放され、車椅子だった親友も歩けるようになり、
最後の戦いで一時廃人のようになった主人公も生還した点は良かったに
しても、悪く言ってしまえばご都合主義という言葉がちらつくのと同時に、
「魔法少女まどか☆マギカ」と大きく異なる物語の中心部分でもある。
あれだけ暗い展開を出しておいて「ひとまず元に戻ったからOK」というと、
個人的には少々受け入れ難い。ハッピーエンド的にまとめたとは思うが、
乗り越えた困難の末に得られたものが親友の歩く姿しか感じられない。
確かに最後の劇での主人公のセリフには多少の説得力はあったけれど。

悪い意味で引っ張って戻して、また引っ張って戻して……と振り回されて
とりあえずみんな元気だよといったストーリー展開。とりあえずというのは
この世界の問題点は何ら解決していないと思われるからで、もしかしたら
別の「勇者」の物語が出てくるのかもしれないが、関心はもうない。
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迷品短槍

Author:迷品短槍
(めいひん たんそう)

個人小説サイト
迷品collection」の出張版。

ゲーム・アニメネタ中心。
記事数がそこそこあるのは
ネトゲぶろぐの名残です。
(旧HN:がんまれい)

【Diablo Ⅲ】
Reaper of Soulsから
始めた新参者。PS3版にて
もそもそ遊んでいます。

【Wizardry】
AppleⅡ版、PC88版を経て
Family Computerからの
和製Wizを重んじる守旧派。
Wizardry歴は32年目。

【Elminage】
PS2版#1からスタート。
最近えらい遅れ馳せながら、
Gothicの3DS版開始。

Myメインは魔族混血君主。
聖なる鎧が装備不可でも
ライフスティーラーと
ダーククリスタルで
イヴァグ尖塔を踏破。

【DragonQuest】
プレイ暦は#1~#9まで。
ただし#7と#8は未クリア。
派生作品はわかりません。

【Anime】
恋愛・日常ものが好きです。
CSないっす。
[年別私的Best]
2012:夏雪ランデブー
2013:ゆゆ式
2014:未確認で進行形
2015:四月は君の嘘
2016:プリンス・オブ・
 ストライド オルタナティブ
2017:月がきれい
2018:ポプテピピック(暫定)

【Trickstar】
2014年サービス終了。
スマートフォン版はスルー。

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